岡山の日本酒とは
万葉集の時代から酒造りが行われており、明治時代から始まった全国清酒品評会でも高く評価されていた歴史をもつ酒どころである岡山。なかでも岡山県産が全国の生産量の9割以上を占める雄町米は、原料にこだわる県内外の蔵から引き合いが多い人気の酒米。雄町米を使った日本酒を偏愛する「オマチスト」と名乗る人々が現れるほど、知る人ぞ知る存在です。雄町米で造るお酒は、芳醇でコクがあり、しっかりとした味わいですが、蔵元ごとに個性のあるお酒に醸されているのも魅力です。岡山ならではの日本酒といえば、まずは「雄町の酒」を試してみてはいかがでしょうか。
マリアージュのコツ
今回紹介する雄町米を使った「赤磐雄町」と「備州」は旨みのある辛口の純米吟醸酒。日本酒単体で味わうのもおすすめですが、ちょっぴりクセのあるジビエを合わせても懐深く包み込んでくれそうです。