岡山の日本酒とは
万葉集の時代から酒造りが行われており、明治時代から始まった全国清酒品評会でも高く評価されていた歴史をもつ酒どころである岡山。なかでも岡山県産が全国の生産量の9割以上を占める雄町米は、原料にこだわる県内外の蔵から引き合いが多い人気の酒米。雄町米を使った日本酒を偏愛する「オマチスト」と名乗る人々が現れるほど、知る人ぞ知る存在です。雄町米で造るお酒は、芳醇でコクがあり、しっかりとした味わいですが、蔵元ごとに個性のあるお酒に醸されているのも魅力です。岡山ならではの日本酒といえば、まずは「雄町の酒」を試してみてはいかがでしょうか。
マリアージュのコツ
今回紹介する雄町米を使った「赤磐雄町」と「備州」は旨みのある辛口の純米吟醸酒。日本酒単体で味わうのもおすすめですが、ちょっぴりクセのあるジビエを合わせても懐深く包み込んでくれそうです。




全国的にも有名な「赤磐雄町」を、昔ながらの蓋麹(ふたこうじ)でじっくりと醸すことで雄町の独特な旨みが際立つ逸品に。冷やしても熱燗でも、おいしくいただけます。
岡山県特産の酒米である「雄町」と「朝日」、そして「山田錦」でつくったそれぞれの純米吟醸原酒を、低温熟成させたのちにブレンドしたスペシャリティ。
大きめにカットした県産鹿肉とエリンギをオリーブオイルに浸してから、じっくりと煮たコンフィ。トマトやレタスなど、お好みの野菜を添えてお召し上がりください。
大正2年創業の酒蔵「三光正宗」を代表する米焼酎。低温でじっくり発酵させた米の個性をそのままに蒸留し、洗練された香りと風味が特別感のある1本です。
米焼酎の原酒「吉備っこ」を、オーク樽で約3年間熟成させたもの。ほのかな木の香りとバニラビーンズのような甘い香りが特長的なまろやかな味わいです。
下津井(しもつい)漁港で3代続く海苔養殖業者が生産する海苔。高品質とされる1番摘み海苔のなかでも色や艶、香りなど選び抜いたものだけを自ら加工して販売しています。
おにぎりの具材やお茶漬け、箸休めなど何かと便利な佃煮。山菜は、お酒に不足しがちな栄養分を補ってくれるのもうれしいです。
「果物の女王」と讃えられる倉敷市内産のマスカット・オブ・アレキサンドリアを100%使用したワインです。一瓶につき大粒のマスカット2房以上を贅沢に搾っています。
瀬戸内市虫明(むしあげ)海域で自社養殖した牡蠣を使ったお惣菜。アヒージョや燻製、佃煮など、添加物や化学調味料を使わない自然のおいしさが評判で、ギフトにも喜ばれています。
岡山県赤磐産の清水白桃を、手作業で皮を剥いて焼酎に漬け込んだもの。完熟した桃の甘い香りが漂う、とろみのあるお酒です。
ピオーネを丸ごと皮まで使用し、ポリフェノールが濃縮された果汁と、イタリアの食後酒「グラッパ」に似たピオーネスピリッツを合わせた、濃厚なリキュールです。
高梁市産の糖度が高いピオーネを皮ごと使用。3~4日かけてじっくりと乾燥させ、濃厚な甘みを引き出しています。ぶどう由来のポリフェノールや鉄分も豊富です。
「作州黒」と名付けられたブランド黒大豆。ポリフェノールやイソフラボンを含み、栄養バランスがよいので、健康的なおやつとしてもおすすめです。